読了「丹野智文 笑顔で生きる -認知症とともに-」
仕事のご縁でご本人にお会いし、お酒を飲みながらお話させていただいたことがあります。一緒にいるだけであったかい気持ちになる、明るく楽しく笑顔の素敵な方でした。
そんな丹野さんも、認知症と診断された当初はどうしようもなく不安で自然と涙が出てきたことが何度もあったそうです。そのことを淡々と話す丹野さんの眼差しは何とも言えず優しい光を湛えていました。
認知症当事者の声を聞くことは認知症を理解する上で本当に大事なことだと思います。
本書のなかで最も印象深かったのは「認知症の人からできることを奪わないで。みなさんにはサポーターではなくパートナーになってほしい。」の言葉。
高級車のトップセールスマンだった丹野さんのノウハウも私にはとても勉強になりました。またぜひお会いしたいです。